ニュージランド産スリンクラムスキン

ジェームス・クックはニュージーランドへの3回の航海のうちの2回目に、クイーン・シャーロットからの声明でマールボロ地方に雌羊と雄羊を放ちました。この2頭は新天地でわずか数日しか生き延びることができず、全国で推定5500万頭になる牧羊産業が開花したのは1850年になってからでした。それ以来、羊毛とスリンクスキンがニュージーランド農業の最も価値のある輸出品となったのです。

この清らかな大地で、春になると約3,000万頭の子羊が誕生します。この時期は天候が不安定で、寒冷前線がニュージーランドの田園地帯を通過します。雪が積もることも多く、子羊の自然死の原因にもなっています。このような天候の中、ニュージーランドでは子羊の約10%が出生時に自然死し、5%が23日以内に死亡するといわれています。そのため、およそ120万から150万頭程度のスリンクスキンだけが革の衣類を作るために使用することができるのです。

どうしてスリンクスキンを使用するのですか?

BONZでは男性用・女性用の軽くて暖かい高品質な衣類を作るために、天然で自然なスリンクスキンを使用しています。100%天然のスリンクスキンは、優れた保温効果があります。羊毛にはカールと自然な弾力性があり、何枚も重ね着しなくても暖かさを保つことができます。革は臭いがつかないように特別な加工を施し、裏面はベルベットのような柔らかいスエードや軽量のナッパレザーに仕上げています。
スリンクスキンの衣服は、とても軽量でかつ天然のウールだけが持つ暖かさはそのままです。ウールの吸湿性は自然界でもユニークなものです。自分の体重の30%の水分を吸収しても濡れた感じがしないのです。そして湿気を含んでもすぐに空気中に蒸発させる作用もあります。なんと羊と人間の体温は自然界で最も近く、衣服に使うには最適な素材なのです。
スリンクスキンの衣服は、お手入れや保管が簡単です。すべてのスリンクスキンの衣服は、ドライクリーニング業者による洗濯が可能です。

製作・ハンドメイド加工

スリンクスキンの天然皮革の繊維が密に絡み合って、繊細で軽量で耐久性のある生地を形成しています。それぞれのスリンクスキンは、生皮シャベル(原皮をカールさせる道具)、防腐処理、水浸処理、水による皮の洗浄、油汚れの除去、なめし、染色、さらに皮に特定の仕上げをするための特殊処理などの複雑な製革工程を施します。
よくなめされたスリンクスキンが出来た後は、特殊な裁断と製造工程が必要になります。生産ラインで大量生産される一般的な衣服とは異なり、私たちのスリンキングスキンの衣服は、複数の素材からひとつひとつ手作業で作られています。1着の服を作るのに、約30枚のスリンクスキンが必要なのです。
各型紙は、マークされたしるしに沿って一枚一枚個別にカットされます。パネルの重なり合う部分(衣服の縫い目や裾など)はすべて削られ、過剰なボリュームを防ぎ、衣服のドレープ性を高めています。自然に出来た傷は慎重にしるしをして避けているので、皮のごく一部しか使用できません。
使用したミシンは、「ウォーキングマシン」と呼ばれる工業用ミシンです。このミシンは自動化されておらず、技術はすべてプロのミシン工の手に委ねられています。縫製後の衣服は、仕上げの段階へと移行します。ボタンは通常、動物の角などの天然素材を使用し、衣服の耐久性を高めるために手縫いされます。

品質保証

ニュージーランドの希少な素材を厳選し複雑な製造工程を経て、それぞれの衣服はトレンドに流されない一級品となります。ハンドメイドのスリンクスキンレザーを作ることは、時間がかかるだけでなく大変手間がかかる作業でもあります。すべての衣服は、包装や流通の前に、内部と外部両方で検査されます。BONZの品質基準を満たしているがどうかを確認するために、職人がそれぞれの衣服にサインをします。私たちの誇りとこだわりは、「品質保証」というラベルを縫い付けているところにも表れています。私たちは、あなたの革製品が生涯にわたってあなたと共に旅ができることを保証しています。