BONZ の歴史

BONZ グループ ニュージーランド

BONZグループは、シープスキン、レザー、羊毛、ポッサムファーなど地元産にこだわった高級天然素材を使用した高品質で手作りの衣料、アクセサリー、家庭用品の販売を専門としています。 私たちは、ニュージーランドの南島に位置するクイーンズタウンで家族経営で運営しております。

BONZには、グループとしての2つの物語があります。小売業であるBONZ(Best Of New Zealand) は1985年にニュージーランド北島のケリケリで設立され、私たちの製品の製造を行っていたKnight of NewZealandは1972年に南島のインバーカーギルに設立されました。(このふたつの都市はニュージーランドの北と南の両端に位置します) 1993年、BONZは Knights of NewZealandのコートを買い付け、ニュージーランドとオーストラリアの高級小売店で手編みのセーターと共に販売することになり、2019年にこのふたつの事業は合併致しました。

 
 

BONZ, 1983

1983年、BONZの創設者であるボニー・ロドウェルは、ニュージーランドの小さな空港で手編みのセーターを着ていました。あるアメリカ人観光客が、その複雑なデザインと高品質の素材に驚き、どこで購入したのかと尋ねました。当時、地元のニットウェア会社はほとんどなく、手編みのセーターを販売している会社もありませんでした。ボニーは模様や図柄などのデザインと職人技の技術に情熱を注いでおり、手編みを中心に独自の高級アパレルブランドを作成する機会を見つけました。その後まもなくBONZが設立されました。
 
 

Knight of New Zealand, 1972

ナイト・テーラーズは1972年にボールト家によって設立されました。紳士用スーツの製造に精通した彼らは、高級シープスキンジャケットを製造し、国内外で販売する事業を立ち上げました。自由貿易協定に基づき、ナイト・テーラーのシープスキンの衣服は、ニューヨーク州マディソン・アベニューのハイファッション小売業者に運ばれて行きました。

 
 

BONZ, 1987

ボニーは3年間ニュージーランド全土で手編みの衣料品を卸売りしていましたが、自分の小売店を開くのが彼女の夢でした。ニュージーランドの卸売顧客を妨害しないように、Bonnieはオーストラリアのシドニーに最初の店舗をオープンしました。販売された手編みの衣服は、当時100人近くいた契約編み物スタッフによってニュージーランドで作られ、ボニーの母親が不在の間、運営にあたりました。

 
 

Knight of New Zealand, 1982

1982年 ボールト家は成長を続けるシープスキン衣料事業を、サウスランド・フローズン・ミーツ(Southland Frozen Meats)という地元の第一次産業複合企業に売却しました。生産はシープスキンの自動車のシートカバーやその他のアパレル製品以外を含むように拡大され、主に米国で販売されました。サウスランド・フローズン・ミーツの所有の下、ナイト・テーラーズはインバーカーギルの3つの工場に300人の従業員を抱えるようになりました。

 
 

BONZ, 1988-1993

シドニーでの初期の成功の後、BONZはオーストラリアの他の地域に拡大しました。1991年までに、BONZはシドニーに2店舗目、ケアンズに2店舗、ゴールドコーストに3店舗を構え、さらにはニュージーランドに5店舗を追加しました。1993年はまた、Knight of NewZealandの衣服がBONZの小売店で販売された最初の年でもあります。

 
 

Knight of New Zealand, 1985

1983年のアメリカの不況はナイト・テーラーズに大きな影響を与えました。相次ぐリストラの末、サウスランド・フローズン・ミーツ社は同社を売りに出しました。1995年、ナイト・テイラーズの事業に携わったことのある5人の投資家が、事業を買収しました。同社はKnight of NewZealandと改名され、シープスキンの衣料と家庭用品のみの生産に戻りました。チームは最終的に縮小され、約50人の従業員が1つの工場で働くようになりました。

 
 

BONZ, 1994-1998

90年代半ばになると、BONZはニュージーランドでの卸売をすべて終え、ついに地元に小売店を開店する準備が整っていました。ニュージーランドのBONZの最初の店舗は南島クライストチャーチ(ガーデンシティ)にありました。このクライストチャーチの最初の店舗を開店してから4年間の間に、 BONZはクイーンズタウンに1店舗、オークランドに2店舗、アロータウンに1店舗と、ニュージーランド国内に4店舗をオープンさせたのです。

 
 
 

BONZ, 2000-2019

これはBONZの歴史の中でも安定した時期で、オーストラリアのいくつかの店舗が閉鎖される一方で、有名なマリーナミラージュのショッピング地区とソングバーズというグループが所有する小さな高級リゾート内にいくつかの新しいブティックを開店しました。そしてその間、BONZはオークランド空港の国際線ターミナルにも小売店を開店することができました。

 
 

Knight of New Zealand, 1993 – 2019

80年代後半から90年代にかけて、ニュージーランドへの観光客は着実に増えていました。BONZは観光業で成功した小売業者として知られており、Knight of NewZealandの最高経営責任者であるジョン・ローズは、90年代初頭の米国の景気後退による損失を相殺するために、コートを地元で販売できないかとBONZに持ちかけました。そして1993年、ジョンはボニー・ロドウェルと出会い、Knight of NewZealand のコートをBONZのレーベルで販売する契約が結ばれました。 それからBONZは26年間にわたって Knight of NewZealandのコートの生産量の75%以上を販売し、Knight of NewZealandにとってBONZは最大かつほぼ唯一の顧客となったのです。

 
 

2019, BONZ & Knight of New Zealand

2019年は、Knight of NewZealandとBONZの両社の発展において重要な年となりました。 Knight of NewZealandは新しい経営陣を迎える準備が整い、BONZは 2代目が指揮を執るようになり、チャレンジ精神が旺盛になりました。BONZは一念発起し、2019年初頭、皮革製造事業を小売グループに吸収しました。 BONZは工場を近代化し、皮革細工用の新型ミシンと機械編みニット部門に先進のホールガーメント編み機(縫い目の無いニットウェア編み機)を導入しました。さらに、BONZは工場の廃墟となった部分を改装し、また、専門スタッフによる家具やその他の家庭用品の製作を行い、「THE HOME」コレクションを充実させました。 COVID-19とそれに伴う国境閉鎖は、当社の事業に大きな影響を与えました。しかし、私たちはこの新しい世界とその制限に適応することに意欲を燃やしています。BONZは今、セレクトショップとして、またファッションブランドとして、私たちがかつて想像もしなかったような広がりを見せています。

 
 
  

CRAFTED BY NATURE - PERFECTED BY BONZ

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Materials

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Production

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